2020年 8月2日 オンライン礼拝
ピリピ4章 11~13 節 「あらゆる境遇に対処する秘訣」
Ⅰ. あらゆる境遇の中にあって満足することを学んだパウロ
コリント人への手紙第二の 11 章:23~27でパウロは、パウロはありとあらゆる境遇を体験したことが 記されています。
けれどもパウロは、11節、12節でこのように記しています。
「私は、どんな境遇にあっても満足することを学びました。」
「私は、貧しくあることも知っており、富むことも知っています。満ち足りることにも飢えることにも、富むこと にも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。」 彼は、これほど厳しい苦難の中を何度も何度も通りながら、満足することを学んだと記しています。
パウロがありとあらゆる境遇に対処することが出来たのは何故でしょうか。
Ⅱ.パウロがあるゆる境遇に対処することが出来た秘訣
13節の中にパウロの秘訣が記されています。
「私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです。」 パウロがありとあらゆる境遇に対処することが出来た秘訣、それはパウロ自身ではなくて、「私を強くしてくださるキリスト」 だけに信頼して生きることによってあらゆる境遇に対処して生きる秘訣を見出しました。 救われる前のパウロは、自分の能力、知識、考えというものに自信と信念を持ち、自分の力に頼って生きていました。けれどもダマスコでイエス様と出会い、回心してから、彼の生き方は変わりました。 彼は、自分の無力さを徹底的に知ってコリント人への手紙12章9,10節に書き記してあるように、「私の力は弱さのうちに完全に現われる。私は弱い時にこそ強い」という真理を体験しました。 パウロ自身は無力でしたが、彼を強くしてくださるキリストだけにより頼んで生きる事によって、パウロは、ありとあらゆる境遇の中にあっても満ち足りることを学びました。
私たちも、私を強くしてくださるキリストにただお頼りして歩むとき、どのような境遇の中にも満足すること を学ぶことが出来る者へと変えられます。 パウロがありとあらゆる境遇に対処することが出来た秘訣、それは「私を強くしてくださるイエス様」によ り頼んで歩んでいたからです。
私たちは人生において、いろいろな境遇の中を通ります。 順調な時もあれば、逆境の中を通ることもあります。嬉しい時もあれば、辛く悲しい中を通ることもあります。
人生とはそういうものです。 特に今、日本において、コロナの第二派が確実に日本中を襲って来ています。
コロナウィルスは私たちの平和な日常を奪いました。経済にも医療現場にも多大な影響を与えていま す。多くの人たちが心身ともに疲れ切っています。
今、日本中が置かれている現状に対して、私たちはなすすべがなく、無力さを感じるばかりです。 コロナの問題だけではなく、私たちは人生において、多くの困難な境遇に置かれることがあります。
健康の問題、仕事の問題、経済の問題、夫婦間や親子間の問題、人間関係の問題、 いろいろな問題にぶつかって、困難な境遇の中を通ることがしばしばあるのではないかと思います。
そのようなとき、私たちは置かれている境遇に対しては、無力でしかありません。 けれども私を強くしてくださるイエス様により頼んで生きるならば、パウロのように、どのような境遇の中にあっても、対処することのできる力をイエス様から得ることが出来ると聖書は約束しています。 私を強くしてくださるイエス様により頼みながら、これからの人生を歩んで行きましょう。