2021/8/22 那覇・東風平オンライン礼拝

「傷んた葦を折ることもなく」                           イザヤ書 42 章 3 節

「傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともなく」  イザヤ42章3節

イザヤ書はイエス様の預言が多く記されている書として有名な書簡ですが、この42章もそうです。 マタイ12章17節では、イザヤの預言したこの箇所が成就したことが記されています。 今日はここから二つのことを見ていきます。

Ⅰ.傷んだ葦、くすぶる燈心の意味 葦という植物は、とても細くて、風が吹くとすぐに折れかかってしまうもろい植物でした。 ですからすぐに傷んでしまいました。 当時のイスラエルでは、葦の茎を使って籠を作ったりしていたそうですけど、傷の付いた葦は、使いものにならなくて捨てるしかなかったそうです。 それから「くすぶる燈心」と書いてありますが、当時の灯りは油が燃料となるランプを使っていましたから、燃料の

ですから傷んだ葦もおられて当然ですし、くすぶる燈心も消されて当然でした。 けれどもイエス様はそうなさらなかった。傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともなかった。そのことを イザヤは預言したわけです。

つまり「傷んだ葦」「くすぶる燈心」とは、生きることに失望して今にも倒れそうな人々の状態を表わしています。

多くの人が苦しい現実に立たされて、まさに「傷んだ葦、くすぶる燈心」のように、直面している現実に立ち向かう 気力を失っています。

「傷んだ葦、くすぶる燈心」  とは今にも折れかかっている人々の心を表しています。

Ⅱ.イエス様は、傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともない愛のお方

「傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともなく」3節 イエス様は、希望を失って生きることに疲れて今にも倒れそうになっている者たちを決し見捨てることをなさらず、

そのような私たちの弱さに共感して下さり、立ち上がらせてくださるお方です。

イエス様は復活後にペテロに現れてそのように扱われました。

「あなたはなんていうことをしたのか」とペテロを責める言葉は一言もおっしゃらずに、「あなたはわたしを愛します か」と問われて、「あなたはわたしに従いなさい」とペテロに立ち直るきっかけをお与えになりました。

ペテロはそのイエス様の愛に触れたことによって、彼は立ち直ることが出来ました。 イエス様は、いたんだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともないお方です。

イエス様は、取税人ザアカイに対しても、サマリヤの女に対しても、傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消 すこともなく、気落ちしている者たちにやり直す機会を与えてくださいました。

イエス様は私たちにも同じように扱ってくださいます。 コロナ禍にあって、自分の力ではどうにもならない苦難の中に置かれて、悩みに打ち負かされて「傷んだ葦」「くす

ぶる燈心」のように今にも倒れてしまいそうになることがあるかもしれません。 けれどもイエス様は傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともないそのような愛のお方です。ですか

ら、今もなお、失望している者たち一人一人が倒れてしまうことがないように、「あなたが直面しているその悩みを私 のところに持って来てごらん。」と語っていてくださり、乗り越える力を与えてくださるお方です。

私たちが今、倒れそうになるほどの、悩み、苦しみの中をたとえ通っていたとしても、イエス様は、「傷んだ葦」を折る こともなく、「くすぶる燈心」を消すことをなく、私たちが倒れることがないように私たちの悩みに共感し、力づけ、立ち 上がらせてくださるお方です。

そのようなイエス様に、これからもお頼りして歩んで行きまししょう。                                                                                           (今井)

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